春の修養会報告の礼拝より

春の修養会が3月22日~24日に行われました。講師として親業訓練協会の松尾千景先生を迎えました。中1から高2まで62名の生徒が参加しました。朝の礼拝で、中・高別にその報告がありました。中学2年生、3年生の報告を紹介します。

中2

今年の修養会のテーマは「大人って?」というものでした。発題から始まり、学年別ディスカッションからだんだん大きな話し合いを繰り返していったのですが、やはり一番心に残ったのは全体会でした。
話し合いの中でハッとさせられたのは中3の方から出た意見です。それは「『大人』『子供』というのは社会が作り出した偶像だ。社会がそういう風に出来ているから『大人になった』という自覚や立場が出来るだけで、もしも社会というものから離れて自分一人で生きていれば、そんな自覚は生まれない。」というものでした。私は自分のまとまらない意見を中3の方がはっきりと言葉にしてくれた気がしてとても共感しました。
しかし、この後出た「大人にならなければいけないのか」という意見に対する、「人間は自然と大人になるもので、社会で生きていく以上、大人になる事も、大人の責任や自覚を持つことも必要だ。」という高3の方の意見に、自分の考えとはある意味反対の意見なのに、とても感心し、納得しました。
結局全体会でも結論は出ず、どちらにも共感している私がいました。こういう問題は、何度話しあってもあいまいなものだと思います。これらの意見は、きっと、どちらも正しい意見なのでしょう。
まとめると、大人も子供も同じ一人の人間なので線引きすることはできないあいまいなものだけれど、社会で生活する以上、「大人」となる自覚や責任は必要なものだという事になるのではないかと思います。
話し合い以外にも、楽しくコミュニケーションの方法が学べる講演会、泣ける映画鑑賞会、クラス替え目前にして違うクラスに友達を沢山作れる自由時間など、楽しく有意義な事がいっぱいの会でした。

中3

皆さんは大人になりたいですか?なりたくないですか?
私は、早く大人になりたいと思っていました。大人がどういうものかもはっきりとはわかっていない中、ただ漠然と早く大人になりたいと思っていました。大人になったらテストのために必死で勉強しなくてもいいし、自分のやりたいことを好きなだけできる、そんな勝手な私の中のイメージがそんな思いを抱かせていました。きっと今回の修養会のテーマが「大人って?」でなかったら、高校生になっても、大学生になってもまわりに大人として見られる年齢になっても、大人についてこんなにもじっくり考えることはなかったのではないかと思います。
2泊3日間の修養会での講演・話し合いを通しておとなとはどういう人のことを指すのか、まだはっきりと答えは言えないのですが、一つだけ確実に言えることがあります。それは、大人になりたい、とただ思っているだけでは大人になれない、ということです。
日本で社会的に、大人と子供の境界線を引くとしたら、20歳ではないでしょうか。成人式という人生におけるビッグなイベントも、お酒が飲めるようになるのも20歳。だけど、年齢だけで誰もが大人になれるというのなら、ただ年月が過ぎるのをぼーっと待っていればいい。それは違うと思います。大人になるためには、経済面、精神面、そして年齢、この三つが大切なのではないでしょうか。まず経済面における大人とは、自分でお金が稼げて人に頼らなくても最低限の生活ができるような人。今は、自分でお金を稼ぐことができないから、両親に食費、学費などのお金を払ってもらわない限りきっと今の生活は続けられない。自分でお金を稼げるようになる年齢は大体18~20歳ぐらいです。次に、精神面において大人になるためには、年齢も深く関係してくると思います。年齢を重ねるにつれて、経験が増え、それを自分で吸収し、様々な物事を知ることにより、客観的に物事を見ることが出来るようになるのだと思います。自分の行動にも責任が持てるようになるのではないでしょうか。最後に年齢的な大人とは社会的にはおそらく20歳です。今までに言った三つの条件をクリアしたときに初めて、大人と呼べる人になるのだと思います。
早く大人にならなければ、と焦る前にこのようなことに気がつけてよかったです。修養会に参加していなかったら、大人はいつかなるものだから、と何も考えずにこれから先の人生を過ごしていたかもしれません。大人になるために、と常に意識しながら自分の様々な面をみがいていけば本当の大人になれるのだと思います。
修養会という名前から、どうしても距離をおいてしまいがちですが、実際は楽しい講演をきいて、友達や先輩・後輩と自分の意見を言い合い、話し合うという楽しいものです。忙しい毎日のことは少し忘れて、一つのテーマについてじっくり考える、というのはなかなかない機会だと思います。少しでも興味がわいた方は、次の春休み、まだまだ先のことですが是非修養会に来てみてください。

体育祭が終わりました

4月27日〔木〕東京体育館にて体育祭が行われました。少ない時間の中で生徒達は一生懸命競技練習や各学年の応援練習に取り組み、その成果が存分発揮されました。当日のプログラムと、写真をご覧ください。

プログラム

《開会式》
1.礼拝
2.院長先生のお話
3.選手宣誓・優勝杯返還
4.全校体操
5.連絡
【午前の部】
1.大玉送り
2.短距離走
3.インデイアンリレー
4.輪!っカーニバル
5.ハングリーダッシュ
6.一休さん
7.綱引き
8.お玉でポン!(教職員・保護者種目)
9.中2マスゲーム
10.学年対抗リレー〔予選〕
【午後の部】
11.応援
12.障害物競走
13.背水の陣
14.玉入れ
15.波乗りパイレーツ
16.渚のカウボーイ
17.高3マスゲーム
18.学年対抗リレー(本選)
《閉会式》
1.全校体操
2.成績発表
3.優勝杯授与
4.院長先生のお話
5.連絡
中2マスゲーム
輪!っカーニバル
高3マスゲーム

春公演の報告

中学1年生へのクラブ紹介を目的に行われている春公演が今年も5月1日から5月20日まで行われました。春公演に参加するクラブは、昨年の文化祭が終わった後、この春公演に向け、約半年間かけて練習に励んできました。例年、クラブ入班を楽しみにしている中学1年生はもちろん他の学年の生徒も文化祭につぐ催し物として楽しみにしている行事です。

演劇班
落語研究班
演劇班
Red Shoes Rhapsody  原作:古城十忍
5月1日
聖歌隊
山べにむかいて
しずかな喜び
天にます御父よ
エッサイの根より
丘の上の教会へ
すみわたる大空に
いざたたえまつれ
5月15日、19日
落研
コント
コント
寿限無
コント
大喜利
5月15日
Sr.ESS
Razzle Dazzle
5月15日
ダンス班
Peter Pan
5月16日
Jr.ESS
Mulan
5月16日
マンドリンギター班
荒野の七人
Can You Feel the Love Tonight
キャラバンの到着
海のファンタジー
5月19日
管弦楽班 5月20日
“真夏の夜の夢”より「結婚行進曲」 メンデルスゾーン
「ロザムンデ」序曲 シューベルト
“子供の情景”より第7曲「トロイメライ」 シューマン
交響曲第5番ニ短調「宗教改革」 作品107 メンデルスゾーン
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