2023年は何の年?
2023年は女子学院の創立にかかわる3人の生誕190年、170年、150年にあたります。女子学院の初代院長の矢嶋楫子(1833年生)、女子学院の源流の一つである原女学校を創った原胤昭(1853年生)、第一回卒業生であり後に院長となる三谷民子(1873年生)です。女子学院にかかわる人物について研究者の方や新聞社等から問い合わせを頂くことがあるのですが、その中でも最も多いのが矢嶋楫子についてです。楫子は肥後国上益城郡(現在の熊本県益城町)で矢嶋家の六女として生まれました。39歳のとき上京し、新栄女学校、桜井女学校を経て両校の合併後に院長となります。
益城町には、楫子ら矢嶋家の4姉妹を覚える記念館があります。矢嶋家のゆかりの地である杉堂地区に建てられた『四賢婦人記念館』です。竹崎順子(三女)、徳富久子(四女)、横井つせ子(五女)、楫子の姉妹は、熊本の女子教育、ひいては女性が活躍する近代社会の礎を築きました。
益城町では矢嶋楫子の生誕190周年記念事業が予定されています。詳細は四賢婦人記念館のホームページをご覧ください。
四賢婦人記念館 https://kumamoto-museum.net/shikenfujin/