教科の紹介

聖書

聖書は中高6年間授業があります。中学では聖書の歴史的・文化的背景を学び、聖書が現代に生きる私たちに何を語り伝えているのかを考えます。高校ではキリスト教の歴史や西洋倫理思想について扱い、他宗教についても学びます。聖書・キリスト教を通して見た現代社会がかかえる問題について討論することもあります。

国語

多くの文学作品の読解を通して、豊かに思考することを大切にしています。中学では級友の意見を聞き、自己認識や他者理解を深めます。高校では中学で培った基礎を踏まえ、現代評論など多岐にわたる文章を通して論理的な読解力を養います。

社会

地理・歴史・公民それぞれの角度から史実や社会事象を、正確かつ多角的にとらえます。グループディスカッションを行なったり、興味関心を持ったテーマについてレポート作成に取り組んだりしながら、社会に眼を開き、人間の尊さや平和の意義について考えます。生徒が具体的な現象から課題意識を持ち、自分の言葉で表現できるようになることが目標です。

数学

数・式・図形を体系的に理解することを目指します。論理的な思考力、記述力を身につけるために、証明問題をはじめとして解答の書き方を丁寧に指導します。中3から高校数学に入り、高1からは習熟度別クラスに分かれ、高2からは自分の進路に合うコースを選択します。どの学年でも、必要に応じて、昼休みや放課後に個人指導や補習を行なっています。

理科

実験・観察を通して、基礎知識を習得し、科学的思考力や探究心が身につくことをめざします。どの学年も少人数のグループで実験を行ない、理科2分野では一人一台の顕微鏡を用いた観察も行ないます。生徒が自分の手を動かして得た結果はレポートとしてまとめ、それをもとに授業を展開し、自然科学に対する洞察力を養っています。分野ごとの6つの実験室と天文ドームを備え、生徒一人ひとりがじっくりと取り組める学習環境を整えています。

保健体育

保健の授業では、心身の発達と健康・安全についての理解を深めます。社会生活を送るうえで、生涯にわたって健やかな心身を保つための知識や資質を育てます。
体育では、体操・器械運動・陸上競技・球技・ダンスなど、個人技能を高めるだけでなく、集団技能や協調性を養うための授業を行ないます。高校では、マシーンを使ってのトレーニングや生涯スポーツへの取り組みについても学習します。春に開催する体育祭は、心と体を育む幅広い学びの機会となっています。

音楽

大切な教育の柱の一つとして、毎朝の礼拝やクリスマス・入学式・卒業式などでの礼拝讃美に力を入れています。デジタルではない、本物の音や響きの美しさを感じ、頭と身体、五感を駆使して体感することを大切にしています。また、音楽の歴史や構造を学び知性を深めること、アンサンブルを通して豊かな感性を磨くことを目指しています。

家庭科

家庭科は、真の自立を目指す人間として、机上の学習だけでは得られないことを習得する場です。ものを作るうえで、下準備を含めた一つひとつの段階を大切にする姿勢や全体を見通す力を養い、確かな生活技術と科学に裏づけられた知識を身につけていきます。
調理実習と被服実習を各学年で行なう他に、情報基礎・家庭経済・ライフキャリアについても学びます。中1・高1ではクラスを二分し、よりきめ細かい指導をしています。高3では成人し社会に出てからの自分の在り方について考えます。

美術・工芸

中学の美術の授業は、水彩画・油画・版画・デザインなどの実技が中心です。自然や事物を見つめる力を養い、感じたものを素材や道具を通して表現する楽しさを学びます。
高校では美術と工芸を選択します。美術選択ではより高度な表現を学び、工芸選択では様々な素材を扱い、より多彩な技術を身につけます。
※音楽を含めた芸術選択科目の中に、美術・工芸があります。

情報

アルゴリズムの理論、プログラミングやデータの活用について、集中講義の形式で学んでいきます。単なるプログラミング技術の習得が目的ではありません。問題解決には何が必要かを精査して情報を収集し、それをどのように活用すればいいか、論理的に考え、実践していく力を身につけます。

英語

「読む、書く、聴く、話す」の4技能をバランスよく伸ばします。読解や文法の基礎力を習得すると共に、多読や自由英作文、プレゼンテーション、ディベートなどを取り入れ、幅広い教材を通して考える力を養います。中1では少人数クラスで英語のみの授業を行ない、高校では習熟度別クラス編成を実施します。